中空スラブ(ボイドスラブ)の設計・施工は平野エンヂニアリングにおまかせ下さい。遮音性能・バリアフリー対応・マンション対応 |
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スラブ(コンクリート平板)の垂直断面中央部コンクリートは、平板の面外曲げモーメントについて、ほとんどその抵抗力を有さず、主として、上下に位置する曲げに抵抗するコンクリート部の間を接着する役目を担います。
これにより、スラブ垂直断面中央部コンクリートの量を、必要な接着力を持つ量まで削減することできます。こうした考えに基づいて製造された、内部に空洞を有するコンクリート平板を中空スラブと呼び、ボイドスラブとも呼ばれます。
また、スラブ断面中央部から、削除されるコンクリートの形状とその配置方法の違いにより、数種類の中空スラブが現在実用化されています。
ここで、自重と剛性(変形のしにくさ)の観点からスラブを見てみましょう。
スラブの材質が同じであればその自重(正確には面密度)はスラブ厚さに比例し、剛性はスラブ厚さの3乗に比例します。
これは、
自重が同じであれば、中空スラブの方が中実スラブより剛性が大きく、
剛性が同じであれば、中空スラブの方が中実スラブより自重が小さくなる事を意味します。
つまり、中空スラブとは“軽量化された高剛性のスラブ“とも言えます。
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近年、集合住宅界床への中空スラブ採用が増加してきていますが、その理由として次のようなことが挙げられます。
1.広い間口と梁形のない平らな天井面の確保
住戸内に小梁のない広い空間を確保できるため自由な間取り計画を可能とします。
2.遮音性能の向上をはかる
界床には、子供の飛び跳ね・走り回りを含む足音(重量床衝撃音)や、食器・おもちゃなど比較的硬質で軽量な物の落下音(軽量床衝撃音)等を伝えにくくする性質が求められます。つまり、床に加わる衝撃によって、振動しにくい床を作る必要がありますが、中空スラブは、まさに、これにピッタリの床となります。なぜなら、中空スラブは同じ面密度を有する中実スラブに比べて、剛性はかなり大きく、その上小梁を持たない大床となるため、その大きな有効質量は衝撃力の受け止めに効果的です。
3.スラブの一部欠け込み、スラブ開口の設置、段差つきスラブや折れ曲がりスラブなど変化に富んだ設計を可能にします。
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